いつもの徒歩を少し変えるだけで死因6割を占めるアレを予防できる方法

健康

こんな人にオススメ

・健康診断の結果が良くなかった
・健康を改善したいげど何をしたら良いか分からない
・手軽に健康になりたい

現代特有の深刻な病

寒さが身に染みるようになり、いよいよ年の瀬といった感じですね。
秋から年末に向けてのこの時期、意外なことに健康診断の繁忙期だそうです。最近結果が出たよー!なんて人も多いんじゃないでしょうか。
みなさんは診断結果どうでしたか?僕は幸いなことに大きな問題など無くホッとしています。

みなさんは健康に自信がありますか?
若いうちは多少無茶な生活を続けていても、案外健康だったりしますが、年々維持するのが困難になってきますよね。

歳を重ねる毎に、代謝やホルモンバランス等の身体の変化、仕事や家庭などによる自分の時間不足、社会的地位によるストレス。これらの変化が僕たちを健康から遠ざけていきます。
こんな中、健康のために食事改善をしたり、運動を始めたりなんて至難の業ですよね。

しかし、何も対策をせず生活を続けていっても良い物なのでしょうか?
もし健康診断などでの悪い結果を無視して、健康状態が悪化していくと、陥ってしまうのが生活習慣病。健康の話題で最もよく聞くワードの1つですね。今回はその生活習慣病が結構こわいよーなんて話とその対策について紹介していきます。

厚生労働省の2022年人口動態統計によると、日本人の死因のTOP5は以下の通りになります。

  • 1位:悪性新生物(24.6%)
  • 2位:心疾患(14.8%)
  • 3位:老衰(11.4%)
  • 4位:脳血管疾患(6.8%)
  • 5位:肺炎(4.7%)

3大生活習慣病と言われる「がん、心疾患、脳血管疾患」が見事にランクインしていますね。死因の半分近くが3大生活習慣病によるものなんです。さらに、生活習慣病全体で見ると死亡原因は6割を占めています。どうやら生活習慣病は、想像以上に死亡リスクを大きく上げてしまう要因になっているようです。

他にも、幸福度に大きく影響しそうです。通院による治療費や拘束時間、食事などの日常生活に大きな制限が付きます。他にも、それぞれ病気特有の痛みや不快感、身体機能の低下などの問題も生じます。

これらのデメリットを見ると、ちょっと放置しておくのはダメそうですよね。。。
だからと言って、いきなり運動や食事改善も始めるのはなかなか億劫ですよねー。そこで、僕でも出来た、簡単で取り入れやすい健康習慣を紹介していこうと思います。

今回紹介する方法は運動なのですが、とてもシンプルで辛さもほとんどありません。
人によっては普段していることを、少し別のことに置き換えるだけで出来てしまう、とてもお手軽な方法です。
そのお手軽な健康習慣とはインターバル速歩です。体力の記事でも紹介した方法です。

 

疲れ知らずの身体を手に入れよう
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このインターバル速歩、体力向上だけではなく、健康面でのメリットも凄いんです!
さっそく、インターバル速歩のメリットについて見ていきましょう。

 

インターバルウォーキングのメリット

インターバル速歩の生みの親、信州大学の特別教授能勢博さんが行なった複数の研究から、インターバル速歩が僕たちに与える影響について紹介します。

健康面のメリット

①生活習慣病の改善

5ヶ月のインターバルウォーキングを続けることで、生活習慣病を患っていた人の生活習慣病指数が20%改善。

②気分障害の改善

医療現場の職員13名に、8ヶ月のインターバルウォーキングを実施したところ、うつ自己評価尺度が50%改善。

③認知機能の向上

5ヶ月間インターバルウォーキングを続けることで、認知症を診断するテストの結果が4%向上。さらに、軽度の認知症害と診断されていた方は34%改善。

その他メリット

①体力向上

3〜6ヶ月行うと体力が10〜20%向上。

②睡眠の質改善

睡眠効率が改善。

 

インターバル速歩1つで、生活習慣病に関わる血圧、空腹時血糖、BMI、コレステロール値が一括で改善が期待できるのはお得感ありますよね。
意外にも、鬱などの気分障害や、問題を抱えがちな睡眠まで改善してくれるのも大きな魅力ですね。

インターバルウォーキングのやり方

ここからはインターバル速歩の方法について紹介していきます。基本は早歩きと徒歩を繰り返すだけですが、メリットを引き出すために以下の点も参考に行なって見てください。
・3分早歩きをして、3分普通に歩く。これを繰り返す
・早歩きの目安は軽く息が切れ、ややキツいと感じる強度
・目標は早歩きの時間が週60分
・半年間続ける
早歩きが3分はキツいよーなんて方は、「2分早歩きして2分歩く」といった具合にインターバルの時間を短くしても問題ないようです。逆に、心肺機能が高い方は5分など長時間のインターバルにしたり、早歩きを小走りに変更したりして強度を調整していくのが良いんじゃないでしょうか。
スムーズにインターバル速歩を行えるようコツもまとめたので参考にして見てください。
・胸を張り、目線は遠くへ
・大股気味で歩き、踵から着地するイメージ
・腕を引くイメージで振る

 

インターバル速歩を継続させる戦略

①普段の行動を置き換える

普段あまり運動していなくて、いきなりインターバル速歩を続けられる人はそういないと思います。仮に最初の1週間くらいは出来ても、それ以降継続するのはとてもハードです。

僕たちが新しいことを始める時、つい難易度を高くしてしまう傾向があります。
最初のうちは感情も乗っているので、勢いでクリアできます。しかし、日が経つごとに感情も落ち着いてきますので、継続するのが困難になってきます。こうなるとかなりの確率で挫折してしまいす。

早く成果を出したいので、逸る気持ちもわかりますが、小さな成果でも継続させることこそが最も重要なことです。まずは普段の移動時間に、少しずつインターバル速歩を取り入れていきましょう。

 

②細かい時間でもやる

運動って、まとまった時間で行わないと意味がないイメージがありますよね。
しかし近年の研究では、1度に30分まとまった時間運動するのと、1分など短時間の運動を細かく何度もするのを比較すると、トータルの運動をした時間が同じであれば、得られる効果は同じだという報告がされています。
つまり、どれだけ短時間の運動でも、積み重ねていけばメリットが得られるということです。30秒などの短い時間でインターバルが成立しない移動時間でも、積極的に早歩きをしていきましょう。

まとめ

・日本人の死因の6割は生活習慣病に関連する病気
・インターバル速歩で心疾患や認知症もカバーしながら予防できる
・週1時間を半年間続けるとメリットが得られそう
様々な健康予防にもなって、体力も付く大きなおまけ付きなのに対して、低い運動強度で日常に取り入れやすいことから、習慣の中でもかなりお得な部類ではと個人的に思います。
人生100年時代なんて言われるようになり、健康寿命が注目されてきていますよね。人生の中で、老後と言われている期間は約4割ととても長いです。どうせならその長い時間を穏やかに過ごしたいですよね。
将来の為になる行為はついつい後回しにしがちですが、少しずつでも良いので、将来の自分に優しい習慣を一緒にしていきましょう。

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